催眠によって編成意識状態になる - 自己催眠とトランス

自己催眠のトランス状態とは?

自己催眠についての書籍や記事などを読んでいると、「トランス」という言葉が頻繁に使われることに気がつきます。

 

トランス状態とは、自己催眠の結果になる「編成意識状態」のことを指します。

 

それは「意識はなくなっていないけれど、意識状態が普段と違った状態に変化している」という状態です。

 

簡単に言えば「ぼ〜っとしている状態」ということになるでしょう。本を読んでいたり、ゲームをしていたり、何かの作業に没頭していて、周囲の声や音が耳に入らない、といった状態もトランス状態と言えます。

 

車の運転をしていて、気がつくといつの間にか何キロも先に来ていた、というのもトランス状態です。
このように何か作業をしていて、車の運転をしていてトランス状態になることを自然催眠と言います。

 

これに反するのが人工催眠で、自己催眠はその中に含まれます。
自分の手で人工的に自らをトランス状態にするのが、自己催眠です。

 

トランス誘導できるのは25%?

催眠は、伝統的催眠法と現代催眠法の大きく2つに分かれます。伝統的催眠法とは、暗示を用いたもので、催眠でトランス状態になろうとする人が、暗示文を受け入れる必要があります。

 

この伝統的催眠法でトランス状態に誘導される人は、全体の25%と言われています。

 

これは、自己催眠でも、セラピストに誘導してもらう他者催眠でも、同じ割合だそうです。

 

実はトランス状態になれる人のほうが、なれない人よりもずっと少ないのです。
それでは、伝統的催眠法でトランス状態になれない75%の人は、自己催眠の効果を得ることはできないのでしょうか?

 

そこで考案されたのが現代催眠法です。
これは、暗示文を使用しない催眠法で、呼吸法や自律訓練法などが含まれます。

トランス成功率の高い現代催眠法

現代催眠法の中でも一般的な、呼吸法と自律訓練法について紹介しましょう。

 

呼吸法とは自分の呼吸に集中して、息を吐くと同時に自分の中のマイナスな物が体の外に出て行くことを、息を吸い込むと同時に温かなエネルギーが体の中に入ってくることをイメージして行うものです。

 

自分の心や体の損なわれた部分が、癒されたと感じるまで続け、最後になりたい自分を具体的にイメージします。

 

自律訓練法とは、神経症や心身症の治療にも用いられる方法で、高いリラックス効果を伴います。自律訓練法は、1.手足が重たい、2.手足が暖かい、3.呼吸がとても楽だ、4.心臓が静かに打っている、5.お腹の周辺がとても温かい、6.額がとても涼しい、という6つの項目からなり、一つひとつマスターしていきます。これらを唱え、実際にそう感じるようになれば、マスターしたということです。

 

ひとつの項目をマスターするのに1週間〜2週間の時間がかかると言われています。
これを1日に10分〜30分を目安に行います。6項目すべてをマスターすると、とても体が楽になり、宙に浮いているような感覚を得ることができます。

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