シェブリェルの振り子の実験 - 自己催眠と努力逆転の法則

「努力逆転の法則」とは?

「努力逆転の法則」とは、催眠療法の第一人者であるエミール・クーエが提唱したものです。その内容はというと、

 

  1. 意志力と想像力(イメージ)が相反した場合は、想像力(イメージ)が勝つ、
  2. 意志の力で“努力すればするほど”想像力(イメージ)は強力となり、その意志の努力とは反対の結果になる、
  3. 意志力と想像力が相反した場合は、想像力の強さは意志力の二乗に正比例する、というものです。

 

例えば、ダイエット中に、目の前にケーキを出されたときに、“絶対に食べてはいけない”と強く思えば思うほど、食べた時の美味しさや幸福感のイメージが強くなる、といったことです。この「努力逆転の法則」を証明する、「シュブリェルの振り子の実験」という簡単な実験があるので、次に紹介します。

 

「努力逆転の法則」を証明する「シェブリェルの振り子の実験」

「シュブリェルの振り子の実験」に必要な道具は、1枚の紙と、糸を通せる穴の開いた小さな金属(指輪、鍵、五円玉など)、細い紐や糸、これだけです。

 

準備として、紙の上に円を書き、円の中心を通って円を4等分する垂直な線を2本引きます。

 

線と円が交わる箇所に1〜4までの番号を振っておきます。金属の穴に糸を通し、振り子状のものを作ります。

 

糸の重りから25センチのところを、親指と人差し指でつまんで持ち、重りを少し浮かせた状態で紙に書いてある円の中心に合わせましょう。このとき、ひじは机の上におきます。手を動かしてはいけません。

 

重りを見つめながら、重りが紙に振ってある数字の1と3を往復する様子を想像します。「1−3、1−3」と根気よく、自分に言い聞かせるように繰り返していると、重りは1と3の間を往復して揺れるようになります。

 

同じようにして、違う番号の間を往復させたり、回転させたりすることも可能です。重りを止めたいときには、円の中心で止まっている様子をイメージします。

自己催眠で努力逆転の法則を応用するには?

「努力逆転の法則」から、意志で努力すればするほど、逆効果を生んでしまうことがわかりました。

 

ダイエットや禁煙、緊張やマイナス思考の改善に、何度もチャレンジしても失敗したり挫折してしまうのは、この法則の表れです。

 

そこで、意志をつかさどる顕在意識ではなく、想像力(イメージ)をつかさどる潜在意識で努力をすることが大切になってきます。

 

その方法が自己催眠です。自己催眠では、自分の手で自らを催眠状態に導き、暗示文で潜在意識に語りかけ、願いをかなえます。暗示文は、自分が問題を解決している様子をイメージし、それをもとに作成します。暗示文を繰り返し唱え、潜在意識に成功のイメージをしっかりと植えつけましょう。

 

催眠と聞くと、胡散臭い印象を持つ人もいると思いますが、これはスポーツ選手が行うイメージトレーニングと同種のものです。

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